『エクリチュールの抜け殻』を古川東秀氏が編曲
Satoshi & Kohe 作詞作曲の『エクリチュールの抜け殻』を
古川東秀氏が編曲し、自らシーケンサーで作成した音源をYoutube公開しました。
MuseScore4を使用した習作活動の集大成。
習作ではなく作品として、とのこと。
動画編集も、古川東秀氏ご本人によるものです。
Satoshiはこの編曲に寄せて2番の歌詞を書き下ろし、
動画のディレクションも行っています。
詳細は下記より)
古川東秀氏note『乾歩庵』記事
https://note.com/campoan/n/n0f3c1b5ece2d
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古川東秀氏といえば
アルバム『アリスⅧ』の「ラ・カルナバル」(作詞・作曲:谷村新司 編曲:古川東秀)
そして
「別れても好きな人」以前のロス・インディオス、オパ、コンボ・トウシュー など
日本におけるサンバの草分け的な存在で知られているフルーティスト。
Satoshi & Koheとしては
表参道のジャズバードで、ゲスト参加いただいたことがありました。
実は
Change/Chance 〜JBに捧ぐ歌〜
の歌詞に出てくる「魔法の時間が来たよ」というくだりは、
古川氏が宣教師か魔術師のようなファッションで登場された様子がもとになっているとか。
Satoshiは、歌い手活動のステージで、古川氏には何度もお世話になっています。
国立国会図書館に同行して、マラルメの研究も行ったとか(笑)。
上記、古川東秀氏note『乾歩庵』記事からのバックナンバーをあたれば、お分かりいただけると思いますが、現代音楽から芸術全般、哲学・思想などにも造詣が深い、かなりのインテリです。
ヒンデミットの「調性でありながら非ダイアトニック」に対し、Koheの本曲は「無調性でありながらダイアトニック」なのではないか、とのことでした。
今後は、吉原幸子(詩人)の長編詩「オンディーヌ」をもとにした作品を計画されているそうです。
乞うご期待
* * *
そして
本曲の歌詞に込められた抽象テーマは
日本国内よりもむしろヨーロッパ向きなのではないか
少なくとも英語
できればフランス語で展開したほうがよい
とのことでした。
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『エクリチュールの抜け殻』
Opening)
仮面の 奥の 黒々とした
1)
嬉し 悲し 節穴
空虚な
語らずに 踊るだけ
燻んだ気配
冷たい手
夢 枯れて 声 乾き
もう 誰かの借り物
そう あなたは他人
2)
辿り着けぬ かの夢
幾度も
掛け違え ほつれゆく
螺旋の言葉 劈(ひら)かれて
飛び損ね 転がりし
いま 誰もが見つめる
嗚呼! 賽の幕引き
Ending)
鏡の 前には
誰も 居ない
(2023.12.12 2番追記)
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同曲は2019年1月にYoutube公開されたものです(下記)。
makoto(Vocal)
Yasushi Karasawa(Piano)
動画制作:星野泰晴
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